「auひかりテレビ」(auひかりTVと呼ばれることもあります)は、auひかりの回線を使って専門チャンネルや動画配信を楽しめるオプションサービスです。
アンテナ工事が不要なため、手軽に導入できる点が特徴です。
一方で、地上波デジタル放送やBS放送は別サービス扱いとなるなど、誤解されやすいポイントもあります。
本記事では、月額料金・チャンネル数・申し込み方法・Fire TV Stickとの違いまで、2026年7月時点の最新情報にもとづいて解説します。
結論から先に知りたい方は、次の「結論|おすすめなのはこんな人」からご覧ください。
※表示価格は税込みです。
もくじ
結論|auひかりテレビがおすすめなのはこんな人
結論として、auひかりテレビは「アンテナ工事なしで専門チャンネルを増やしたい人」に向いたサービスです。
おすすめな人
- すでにauひかりを契約している、または契約予定である
- 映画・アニメ・スポーツなど専門チャンネルを手軽に増やしたい
- 台風や大雨時にも受信が安定したチャンネルサービスを使いたい
- TELASAやNetflixなどの動画配信をテレビ1台にまとめたい
不向きな人
- auひかり以外の回線を使っている、または今後も使う予定がない
- 地上波(地デジ)やBS放送だけ見られればよい
- STBのレンタル料(月550円)をかけたくない
自分がどちらに当てはまるか、以降の章で詳しく確認していきましょう。
auひかりテレビとは?
サービス概要
auひかりテレビは、KDDIが提供するauひかり回線を利用したテレビ視聴オプションです。
専用のセットトップボックス(STB)をテレビに接続するだけで、映画・アニメ・スポーツなどの専門チャンネルが視聴できます。
衛星放送(BS・CS放送)とは異なり、光回線(インターネット回線)を使って番組データを配信する仕組みです。
このため、パラボラアンテナの設置工事が不要という特徴があります。
特徴
auひかりテレビの特徴は、大きく3つに整理できます。
1点目は、専門チャンネルが「選べるジャンルパック」と「オールジャンルパック」という2種類の料金プランにまとまっている点です。
2点目は、専用STB(STA3000)1台で、専門チャンネルに加えてTELASAやNetflixなどの動画配信アプリも利用できる点です。
3点目は、光回線を使った配信のため、大雨や台風による受信障害が起こりにくい点です。
一方で、地上波デジタル放送とBS放送はこのサービスの対象外である点には注意が必要です(詳細は「視聴できるチャンネル」で解説します)。
他社との違い
一般的なケーブルテレビや衛星放送(BS・CSアンテナ)と比較すると、次のような違いがあります。
| 比較項目 | auひかりテレビ | 衛星放送(BS/CS) | ケーブルテレビ |
|---|---|---|---|
| アンテナ工事 | 不要 | 必要 | 不要(同軸配線) |
| 天候の影響 | 受けにくい | 大雨・降雪で受信不安定になりやすい | 受けにくい |
| 地デジ視聴 | 非対応(別途必要) | 非対応(別途必要) | 対応可能な場合が多い |
| 契約条件 | auひかり契約が必須 | 単独契約可能 | 単独契約可能 |
auひかりテレビは「auひかりを使っている人向けの専門チャンネルサービス」という位置づけで理解すると分かりやすくなります。
auひかりテレビの料金
料金は「初期費用」「月額料金」「STBレンタル料金」の3つに分けて理解すると整理しやすくなります。
なお、本章で扱うのはテレビサービス単体の料金です。auひかり(インターネット回線)自体の月額料金は別記事で詳しく比較しているため、ここでは触れません。
初期費用
新規申し込み時には、初回のみ登録料として880円(税込)がかかります。
工事費については、テレビサービス自体に専用の設置工事はありません。
すでにauひかり回線が開通していれば、STBを接続するだけで利用を開始できます。
月額料金
チャンネルパックの月額料金は、次の2種類から選べます。
- 選べるジャンルパック:1,628円(税込)/6ジャンルから1つを選択
- オールジャンルパック:2,728円(税込)/全ジャンル(47チャンネル)が視聴可能
新規加入時は、条件を満たすと最大2か月無料で利用できるキャンペーンを実施しています。
STBレンタル料金
チャンネルを視聴するには、STB(セットトップボックス)のレンタルが必須です。
現行モデルの「STA3000」は、月額550円(税込)でレンタルできます。
STBは購入ではなくレンタルのみの提供となっており、解約時には返却が必要です。
料金比較表
| 項目 | 料金(税込) | 備考 |
|---|---|---|
| 初期登録料 | 880円 | 初回のみ |
| 選べるジャンルパック | 1,628円/月 | 6ジャンルから1つ選択 |
| オールジャンルパック | 2,728円/月 | 約46~47チャンネル |
| STBレンタル料 | 550円/月 | STA3000のみ提供 |
| プレミアムチャンネル | 1チャンネルから追加可能 | 料金はチャンネルごとに異なる |
合計の目安としては、オールジャンルパックとSTBレンタル料を合わせて月額3,278円程度が基本料金になります。
視聴できるチャンネル
auひかりテレビで視聴できるのは、CS放送に相当する専門チャンネルと動画配信サービスです。
地デジ・BS放送は対象外のため、混同しないよう先に整理しておきましょう。
地デジ
auひかりテレビ単体では、地上波デジタル放送(NHK・民放キー局など)は視聴できません。
地デジを見るには、次のいずれかの対応が別途必要です。
- 地デジアンテナを設置する
- ケーブルテレビを契約する
- 地デジ対応の光回線サービスを利用する
いずれの方法も、auひかりテレビとは別契約・別費用になる点に注意してください。
BS
BS放送についても、auひかりテレビの専門チャンネルには含まれていません。
BS放送を見るには、BSアンテナの設置など別途対応が必要です。
「auひかり BS」を検索している方は、このサービスがBS放送の代替にはならない点を押さえておきましょう。
CS
auひかりテレビの中心となるのが、CS放送に相当する専門チャンネルです。
映画・アニメ・スポーツ・ドラマ・エンタメ・ライフの6ジャンル、合計47チャンネルが用意されています。
「auひかり CS」を検討している方は、この専門チャンネル群がCS放送の代わりになると考えると理解しやすくなります。
TELASAなど
STA3000では、専門チャンネルに加えて動画配信アプリも利用できます。
対応する主なサービスは、TELASA・Netflix・Amazon Prime Video・YouTube・Google Playなどです。
TELASAは、テレビ朝日系のドラマ・バラエティ・アニメなどが見放題になる定額制の動画配信サービスです。
STB1台でチャンネルと動画配信の両方を切り替えられる点は、テレビまわりをシンプルにしたい人にとって利点になります。
ジャンル別チャンネル一覧表
| ジャンル | チャンネル数 | 主な内容 |
|---|---|---|
| ムービー | 6ch | 映画専門チャンネル |
| アニメ | 5ch | アニメ専門チャンネル |
| スポーツ | 8ch | 野球・サッカーなど各種スポーツ |
| エンタメ | 9ch | バラエティ・情報番組系 |
| ドラマ | 9ch | 国内外ドラマ |
| ライフ | 10ch | ニュース・教養・生活情報 |
| 合計 | 47ch | オールジャンルパック加入で全て視聴可能 |
※チャンネル数・ラインナップは変更される場合があるため、最新情報は公式サイトでご確認ください。
申し込みから視聴までの流れ
auひかりテレビは、次の4ステップで視聴を開始できます。
- 申し込み:電話またはWEBから、auひかりテレビの利用を申し込みます。
- 開通工事:auひかり回線がまだ未開通の場合は、回線の開通工事が必要です。すでにauひかりを契約済みであれば、この工事は不要です。
- STB接続:STBが届いたら、LANケーブル・HDMIケーブル・電源を接続し、画面の案内に沿って初期設定を行います。
- 視聴開始:初期設定が完了すると、専門チャンネルや動画配信アプリがすぐに利用できます。
なお、auひかり回線自体の開通工事についての詳しい流れや工事費用は、回線の工事を専門に扱う別記事で解説しています。
本記事では、テレビを見るまでに必要な最低限の流れとしてご理解ください。
Fire TV Stickでも見られる?
「STBを増やさずにFire TV Stickだけで済ませたい」と考える方は少なくありません。
結論としては、Fire TV Stickで見られるものと見られないものがあります。
見られるもの
Fire TV Stickは、TELASA・Netflix・Amazon Prime Video・YouTubeなどの動画配信アプリを視聴する用途で利用できます。
TELASAはFire OS 6以降のFire TV Stickに対応しているため、auひかり回線とFire TV Stickの組み合わせでも視聴可能です。
見られないもの
一方で、auひかりテレビの「選べるジャンルパック」「オールジャンルパック」といった専門チャンネル(CS相当)は、Fire TV Stickでは視聴できません。
これらの専門チャンネルは、専用STB(STA3000)でのみ受信できる仕組みになっているためです。
地デジ・BS放送についても、STB同様にFire TV Stickでは視聴できません。
STBとの違い
STBとFire TV Stickは役割が異なる機器です。
STBはauひかりテレビ専用の受信機器であり、専門チャンネルの視聴に必須です。
Fire TV Stickは汎用のストリーミング端末であり、動画配信アプリの視聴用途に向いています。
「専門チャンネルも動画配信も両方楽しみたい」場合は、STBのレンタルが引き続き必要になります。
| 項目 | STB(STA3000) | Fire TV Stick |
|---|---|---|
| 専門チャンネル(CS相当) | 視聴可能 | 視聴不可 |
| TELASA・Netflixなど | 視聴可能 | 視聴可能 |
| 地デジ・BS | 視聴不可 | 視聴不可 |
| 月額費用 | レンタル料550円 | 端末購入のみ(月額利用料なし) |
| 用途 | auひかりテレビ専用 | 汎用ストリーミング端末 |
メリット
auひかりテレビを利用するメリットは、主に次の4点です。
- アンテナ工事が不要:光回線を使った配信のため、パラボラアンテナの設置工事が不要です。
- 専門チャンネルが充実:映画・アニメ・スポーツなど47チャンネルをまとめて楽しめます。
- 動画配信もSTB1台に集約:TELASAやNetflixなどをチャンネルと同じ画面で切り替えられます。
- 天候に左右されにくい:衛星放送と異なり、大雨や台風による受信障害が起こりにくい配信方式です。
デメリット
一方で、次のようなデメリットも公平に押さえておく必要があります。
- STBのレンタル料が必要:専門チャンネルの視聴には、月550円のレンタル料が別途かかります。
- auひかり契約が前提:auひかりを契約していないと、テレビサービス単体では利用できません。
- 提供エリアが限定される:auひかりの提供エリア外では利用できません。
- 地デジ・BSは対象外:地上波やBS放送を見るには、アンテナ設置などの別対応が必要です。
- 録画には別売の外付けHDDが必要:現行STB(STA3000)は外付けUSB-HDDを接続すれば録画に対応しますが、同時間帯の複数番組録画やスマホへの転送はできません。録画にこだわる場合は追加費用と制限を確認しましょう。
よくある質問
Q1. auひかりテレビだけでNHKや民放(地デジ)は見られますか?
いいえ、見られません。地デジを見るには、アンテナ設置やケーブルテレビなど別途対応が必要です。
Q2. BS放送は追加料金なしで見られますか?
見られません。BS放送はauひかりテレビの専門チャンネルには含まれておらず、別途BSアンテナなどが必要です。
Q3. auひかりテレビの月額料金はいくらですか?
選べるジャンルパックは1,628円、オールジャンルパックは2,728円です(いずれも税込・STBレンタル料は別)。
Q4. STBのレンタルは必須ですか?購入はできませんか?
必須です。auひかりテレビのSTBは、2026年7月時点でレンタルのみの提供となっています。
Q5. Fire TV StickだけでauひかりテレビのCS相当の専門チャンネルを見られますか?
見られません。専門チャンネルの視聴には専用STBが必要です。Fire TV StickはTELASAなどの動画配信アプリ視聴に利用できます。
Q6. 録画はできますか?
現行STB(STA3000)は、別売の外付けUSB-HDDを接続することで録画に対応しています。ただし同時間帯の複数番組録画やスマホへの転送はできません。
Q7. auひかり(インターネット)を解約したらどうなりますか?
auひかりテレビはauひかり回線を前提としたサービスのため、auひかりを解約すると合わせて利用できなくなります。
まとめ
auひかりテレビは、auひかり回線を使って専門チャンネルや動画配信を楽しめるオプションサービスです。
アンテナ工事が不要で、天候の影響を受けにくい点は大きなメリットといえます。
一方で、地デジ・BS放送は対象外であること、STBのレンタル料やauひかり契約が前提になることは、事前に理解しておく必要があります。
「auひかりをすでに使っている」「専門チャンネルと動画配信をまとめたい」という方には、有力な選択肢になるサービスです。
申し込みを検討する際は、本記事の料金表・チャンネル一覧・Fire TV Stickとの違いを参考に、自分の視聴スタイルに合うか確認してみてください。



